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BMキャピタルの利回り・運用実績に関するネット情報
ネット上で「BMキャピタル 利回り」と検索すると、多くはありませんが、いくつか関連する情報は得ることが出来ます。
BMキャピタルというヘッジファンドがある。なんでも東大卒の超エリートが運用しているようで最低投資額は1000万らしい。年間利回りがこれまでのすべての年で10%以上の成績を誇っている。とてつもなく凄いファンドじゃないか。私も米国株を現金化して、こいつに1000万の金を突っ込もう😊
— くろやぎ (@semirita1000) September 26, 2018
基準を与えるようなこういう記事は本当に良くない。
こうやって視野を狭めさせ、利率だけで詐欺と判断させることが間違ってる。日本にも年利10%を超えるヘッジファンド(bmキャピタル)とかあるし、海外のヘッジファンドでも優秀なものはたくさんある。
ただ一口の1,000万など高いのが実情。#FX pic.twitter.com/cAlg39TOwU— dai@ (@fpda6529) July 1, 2019
これらは一例ですが、複数の投稿を見ていると、投稿ごとに利回りや運用成績に関する言及へのアプローチが微妙に異なっている場合が目に付きます。
ヘッジファンドはファンドごとに独自の手法や戦略で利益を狙うので、運用方法の漏洩を防ぐ観点から情報公開を嫌います。
おそらく投資者に対してもヘッジファンド側から、面談や運用開始時に利回りや運用実績に関する詳細の情報公開は避けるように言われているのでしょう。
プロであれば運用成績、投資先などの情報から逆算すれば大体の投資先や手法は把握できてしまうので。
筆者も一投資者として、具体的な利回りや運用成績についての言及は避けますが、参考までに筆者が同社に投資を始めた2017年頃からの筆者の投資収益率を表にしてみました。
筆者は、ヘッジファンド一本で投資しているわけではありませんが、現在BMキャピタルへの投資が投資ポートフォリオの70%程を占めているという点では参考になると思います。
投資を始めた当初からずっと右肩上がりではありますが、2020年もコロナショックを乗り切り好調に推移しています。
上グラフからも察することが出来るように、実際の投資者目線でも、主にインターネット上にある平均年間利回り10%以上という情報は間違いない数字と言って良いでしょう。
実際のBMキャピタルの運用成績は?
BMキャピタルの公式ホームページ上には、
- 過去にマイナスを出した年ゼロ
- 平均年間利回りは10%以上
という記載があります。
さすがはヘッジファンド、投資信託などと比べてもそのパフォーマンスの高さは圧倒的であると言えるでしょう。
運用成績はあくまで過去の利回りで、決して今後の利回りを保証するものではありませんが、ファンドの腕を見極めるには大事な指標ですよね。
ちなみにBMキャピタルの「平均年間利回り10%」という数字ですが、投資者の私からすると、実際の成績に対して若干控えめに見えるような公表の仕方という印象を受けます。
しかし、単純に元本に対して年間約10%以上の利益が見込めると考えたとしても1000万円を預けた場合、年間で100万円以上の利益と期待ができますよね。
年間利回り10%は妥当か
ところで、投資の世界で「平均年間利回り10%」という数字は妥当または高利回りなのでしょうか。
以下、参考までに各投資方法の平均利回りを算出してみました。
BMキャピタル | 10%程 |
---|---|
株式投資 | 5%程 |
不動産投資 | 4~5%程 |
REIT(不動産投資信託) | 6%程 |
インデックス型投資信託 | 1~3%程 |
(参考)
・不動産証券 J_REIT分配金利回り
・日経平均株価 国内の株式指標
・my INDEX 主要インデックスのリターン
・不動産投資家調査 2019年度版
上記の数字からも、年間10%という利回りを個人レベルでの実現というのはかなりの困難を期すと予想できます。
勿論、利回りだけを見れば、さらにハイリターンが期待できるFX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨、またはそれらを投資対象とするファンドに投資することも可能ですよね。
しかし、これらは反対に読みを間違えれば大きなマイナスを出す可能性を含みます。
資産運用を考える上で、重要なのはリターン率だけではなく、リターン率とリスクのバランスなのです。
ここで気になるのが、平均年間利回り10%以上に期待できるBMキャピタルのリスク管理能力。
いくら高利回りに期待できても、投資リスクが高くては出資する意味がありません。
投資リスクはどのくらい?
それでは、BMキャピタルに投資するリスクはどの程度なのでしょうか。
今回は、投資家がファンドのリスク管理能力を図る際に活用する指標の中から「①標準偏差」と「②シャープレシオ」の2つをご紹介します。
①標準偏差
投資における「リスク」とは、値動きのぶれ幅を示します。
したがって、同じリターンを期待できるファンドであれば、
- 標準偏差が小さい方(=価格のぶれが少ない)が期待通りの運用成績になる可能性が高い
- 標準偏差が大きい方(=価格のぶれが大きい)が予想より大きくプラス、又はマイナスになる可能性が高い
と、予想することができますよね。
海外ファンド等の場合、ファンドの説明書などに標準偏差が記載されていることも多く、また日本国内ファンドにおいても、投資信託などの場合はホームページ上で数字の確認が可能ですよ。
さて、肝心のBMキャピタルの標準偏差を2013年(運用開始年)から計算してみると、約5%でした。
この5%という数字をどう受け止めていいのか分からないという方のために、BMキャピタル同様、日本株式を投資対象とする投資信託の標準偏差を一覧にしました。
BMキャピタル | 約5% |
---|---|
野村TOPIX連動型上場投資信託 | 18.76% |
ひふみプラス | 18.15% |
MAXIS 日経225上場投信 | 20.12% |
MAXIS トピックス上場投信 | 18.77% |
ざっと、大体20%前後のようですね。
比較対象は投資信託となりますが、BMキャピタルの運用は標準偏差が低い。
つまり、成績が良い時と悪いときのばらつきが少なく、比較的安定した運用が可能と言えるでしょう。
②シャープレシオ
少ないリスクでどれだけ高いリターンを上げられるか(=投資の効率性)を示すのが「シャープレシオ」と言う指標です。
シャープレシオは(リターン-無リスク資産利子率)÷ 標準偏差で割り出すことが可能。
最新のシャープレシオはファンドの面談時に尋ねることが出来ますし、日本国内投資信託などにおいては、標準偏差と同様に証券会社のホームページ上で数字の確認ができます。
シャープレシオに関しては、数値が大きければ大きいほど、最小限のリスクでリターンを狙いにいけ、運用効率が良いファンドであると判断できます。
BMキャピタルの2013年からのシャープレシオは1.9程。
同様に、以下日本株式を投資対象とする投資信託のシャープレシオと比較してみてください。
BMキャピタル | 1.9 |
---|---|
野村TOPIX連動型上場投資信託 | 0.26 |
ひふみプラス | 1.29 |
MAXIS 日経225上場投信 | 0.42 |
MAXIS トピックス上場投信 | 0.25 |
BMキャピタルの1.9という数字は、国内投資信託のものと比べ大きく、それはより少ないリスクで高リターンを狙えるということを表しています。
投資を決める際には、実際にファンドの面談時に担当者にヒアリングを行い、客観的な投資判断材料である「①標準偏差」と「②シャープレシオ」を活用してみてください。
利回りは市場の値動きと比較すべき
出資の可否を判断する際に、利回りや運用成績の数字と併せて考慮したいのが市場の値動きです。
例えば以下2つのファンド成績を比べた際、どちらが優秀なファンドだと思いますか?
- 2013年4月に+10%
- 2018年12月に+3%
多くの人が前者を選ぶかも知れません。しかしここで着目してほしいのが市場相場です。
例えば、前者2013年4月の場合、TOPIX(東証株価指数)でも月間でプラス13%のリターンを記録していました。
つまり、個人で日本の有名株式にまんべんなく投資していた場合でも、10%ほどのリターンが出ていた可能性が高いということです。
手数料を支払いプロに運用を任せていることを考えると、手放しで喜べない結果であると言えるでしょう。
逆に2018年12月の場合は、TOPIXでもマイナス13.5%。個人投資家だけでなく、大手ファンドも軒並みマイナスを出し、各ファンドでは投資者へ臨時状況説明レポートが出されたほど。
7年ぶりに日経平均株価が下落した2018年、投資信託の基準価格もほぼすべてで下落した。国内株式中心に運用する公募投信で上昇したのは1本だけだった。
そんな中マイナスを出さず、プラスで3%利益を出せたという点は評価すべきポイント。
ちなみに、BMキャピタルの2018年の運用成績を振り返ってみるとプラスでフィニッシュしていました。
ある時は超ハイリターンが出たが、ある時はすごくマイナスだった。そのような不安定な投資では、長期的にかつ健全に資産運用を続けていくのは難しいと言えるでしょう。
ファンドの利回り・運用成績は、相場と照らし合わせて確認する。
特に、下落相場の際のパフォーマンスを意識して確認すると、ファンド本来の「運用力」が見ることが出来るでしょう。
参考までに過去7年間を振り返ってみると、
- 2015年08月 チャイナ・ショック
- 2018年10月 米中貿易摩擦
- 2020年02月 コロナショック
など、決して易しくはない相場状況が続いています。このような状況下のファンドの成績を見てみてください。
いくら安定した運用が売りのBMキャピタルでも、市場の影響を全く受けないなんてことはありません。事実、月単位で見ればマイナスの時もあります。
しかし、このような厳しい相場状況の中、マイナスを出した年がなかったというのは、BMキャピタルへ出資する1つの判断材料とはなりそうですよね。
BMキャピタルとコロナショック
リーマンショックを超える衝撃と称された2020年初頭のコロナショック。多くのファンドで大幅な下落が見られました。
投資信託で言えば、全体のなんと9割以上のファンドがマイナスになったとのこと。
3月の月間騰落率(分配金再投資ベース)をみると、ETF(上場投資信託)とブル・ベア型を除く国内公募追加型株式投資信託5754本のうち、騰落率がマイナスのファンドは5472本となり、全体の9割以上が値下がりした。
ここで気になるのが、2020年2月コロナショック時のBMキャピタルの運用パフォーマンス。
BMキャピタルは6年程買い増しを続けてきた企業株式をコロナショック前に売却、同ファンドの30%ほどに当たる資産を現金化し市場からは一時的に避難。
それと同時に、ショート(金融商品を借り高値で売り、安値で買い戻す)で下落相場を利用し利益を狙いにいきました。
結果、TOPIXが-22.9%という大幅マイナスを叩く中、同ファンドは+0.77%とプラス圏で推移することができました。
事前に相場の流れを予測しリスクを回避、来たる下落相場を利用して利益も獲得。こういった下落への強さは、資産を任せる投資者としてはとても安心感があります。
また、同ファンドのAUM(運用資産残高)は80億円ほどで小回りが効くのファンドだからこそ、大手ファンドと比べて随時相場に合わせたスピーディな対応が可能になるのです。
BMキャピタルの「損失を出さない」というポリシーは、このコロナショック時のパフォーマンスからも見て取れますね。
わかりやすい運用報告書
これまで紹介してきた利回り・運用成績の詳細に関しては、出資後に運用報告書で確認することが可能です。
ちなみにBMキャピタルに出資すると、運用報告書が3ヶ月に1回メールで送られてきます。
こちら、そのままお見せすることが出来ないのですが、ざっくり30ページ程で内容は以下の通り。
- 公認会計士(第三者)による出資額の運用状況レポート
- 直近3ヶ月の相場の状況、付随する金融ニュース情報
- ファンドの資産状況(有価証券、現金の保有割合など)と、投資先企業の属する市場
- 取引が終わった銘柄の取引内容詳細説明
―投資先として選定した理由
―決算書・チャートの読解き - 今後の投資展望と顧客へのメッセージ
BMキャピタルは自社を「投資初心者向け」と称しているだけあり、運用報告書は群を抜いてわかりやすく、投資の教科書のような丁寧な構成となっています。
決算書や株価チャートの読み方がわからずとも、全部図式化して報告書内で説明してくれるので安心です。
ファンドの現状を知るだけではなく、運用報告書の内容を随時確認し、今後の運用継続の判断もできます。定期的な報告は投資家にも優しいですよね。
投資初心者でも簡単にスラスラと読み進められると思いますが、不明点あれば、ファンドの担当者に随時確認出来ると良いでしょう。
BMキャピタルに連絡し聞いてみる
今回ご説明してきた通り、BMキャピタルは平均年間利回り10%以上というボリュームあるリターンを残しています。
しかしヘッジファンドの特質上、利回りや運用実績の詳細はインターネット上を詳しく公表しないのが原則。
詳細を知りたい方は、直接ファンドのお問い合わせページからコンタクトを取り、担当者に直接話を聞くのが最善でしょう。
興味のある方は、一度連絡をとり運用成績含め色々話を聞いてみてはいかがでしょうか。
セールストークもされませんし、細かい手数料のことも教えてくれるのでまずは問い合わせてみるのがおすすめめです。
【平均利回り10%以上を継続中】
投資先で迷ったらBMキャピタル
「過去に自分で投資をして失敗したので今度はプロに任せたい」
「ヘッジファンドに出資したいけど、どこがいいのかわからない」
「退職金が入ったので投資に回したい」
上記のような悩みがある方には、日本のヘッジファンド「BMキャピタル」がおすすめです。
- 2013年の運用開始以来、平均年利10%以上を継続中
- 運用開始から10年以上マイナスの年ゼロ
- 直近6年の資産価値は2倍
最低投資額は1000万円(1000万未満も相談可)。比較的出資しやすい金額設定のヘッジファンドです。
より詳しい情報は無料の資料請求や運用相談で聞けます。面談では特に営業されることもないので、まずは話を聞いてみてください。