ヘッジファンドって何?

ヘッジファンドマネージャーって?なるにはどうする~報酬、求人サイトまで総まとめ

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ヘッジファンドマネージャーとは?

ヘッジファンド投資家
藤田(ふじ)
こんにちは、ヘッジファンドBM CAPITAL完全ガイド管理人の藤田(ふじ)でございます。

巨額なファンド資金の運用を担当するヘッジファンドマネージャーとは、運用会社の花形と呼ばれる職業。

ヘッジファンドマネージャーとは?

顧客の預かり資産を戦略的に運用し、利益還元に努めます。

世界トップレベルで活躍するヘッジファンドマネージャーの年収は数千億円にもわたり、高給取りとしても認識されている職業ですね。

しかし、そんなヘッジファンドマネージャーの職は高給なだけあり簡単なものではありません。

仕事内容【ファンドマネージャーの一日】

まずはファンドの格付け会社モーニングスター社が、以下ファンドマネージャーの一日を動画(英語)で紹介しているので見てみましょう。

参考:モーニングスター社 A Day in the Life of a Fund Manager

動画は英語ですが、ファンドマネージャーという人はどんな人なのか、オフィスの雰囲気などを感じ取ることが出来ますよ。

動画内では、1日に2~3本のミーティングをこなし、実際に投資先に調査目的で訪問を行うこともあるとおっしゃっていました。

続けて、動画の内容とは無関係ですが、とあるアメリカで働くファンドマネージャーの一日の例を見てみましょう。

ファンドマネージャーの一日

午前4時:ロンドン取引所の状況把握後、一時間睡眠。

午前6時:外出先で朝食。

午前7時:ニューヨーク市場が開く前に、プライムブローカーからのレポートを確認し、今日の注文を検討したり現在のポジションの確認を行う。チームでのミーティングを通し、新しい取引や運用について議論し、残り時間は金融ニュースをチェックする。

午前8時:米国市場がオープンすると、市場の状態を確認。投資先企業に関する情報で気になるものがあれば相手方に直接電話をかけ、事実確認を取る。その後は、トレーダへの指示や確認をしながら、自身のチーム志願者の面接。

午前9時:メールや電話の処理。

午前10時:トレーダーに随時取引の指示を行いながら、多方面からくる投資の提案に目を通す。

お昼:企業の社長や、他のファンドマネージャーとビジネスランチ。

午後1時30分:オフィスに戻り、再度全てのポジションを確認。トレーダーに取引指示を出しながら、株式アナリストとのミーティングをこなす。また、午後には投資家に出資に関するセールスの電話をかける。

午後3時15分:調査中の企業との電話ミーティングにて、企業に関する最新情報を得る。

午後4時:米国の株式市場が閉場されたら、現在のポジションを再度確認し次の投資のアイデアをチームメンバーから得る。

午後4時30分:業界紙や調査レポートを読む。

午後6時30分:プライムブローカーの同僚とバーで、市場や今後の投資戦略について語り合う。

午後8時:投資する可能性のある投資家と夕食。

参考:ヘッジファンドマネージャーの1日

いががでしょうか?同じ社会人目線で見ても、かなり密度の高い一日ですよね。

アメリカファンドの例ですので、日系の運用会社とは働き方に違いがあるかもしれませんが、基本的には上記のような一日が続いていくと考えて良いでしょう。

長時間の集中に加え、投資先やチームメンバー、顧客など様々な人との人間関係の構築から適切なチームマネジメントと秀でた投資能力だけでなく対人スキルまでが必要とされます。

日系と外資の違い

日系と外資のファンドマネージャーでは、業務内容自体に大きな差はありません。

しかし、日系のファンドマネージャー場合は「総合職」といった形で採用が行われ、他業務を経験した後にファンドの運用業務部署へ配属されることが一般的なようです。

反面、外資の場合は初めからファンドマネージャーとして雇用され、運用業務が上手くいかなくなると他部署への移動というより会社自体をクビになることが多いよう。

社内で成長していきたい方は新卒で日系の証券会社へ、既に経験と専門知識をお持ちでスキルアップを図りたい方は外資系の運用会社へのアプローチも可能でしょう。

ファンドマネージャーのやりがい・苦労

以下、ファンドマネージャーのやりがい・苦労を複数の転職サイトの口コミを参考にまとめてみました。

ファンドマネージャーのやりがい

・様々な業界の経営者に会える
・会社のビジネスモデルを知れる
・世の中のダイナミックな変化を先取りできる
・運用を通じて、最終的には世界中の人の幸せに貢献できる
・年収が高い
・結果が数字に出る実力主義の世界
・チームで利益を出す楽しさを知れる

ファンドマネージャーの苦労

・会議が多い
・地味な仕事が意外と多い
・扱う額が大きく、プレッシャーもそれに伴い大きいこと
・時間が不規則。
・体力や気力を消耗するので、長く続けられる仕事でない

参照:
honne.biz ファンドマネージャーが明かす仕事の本音
キャリアガーデン ファンドマネージャーのやりがい・楽しさ・魅力

上記の内容を踏まえ、

・強い体力と精神力がある
・報酬をモチベーションに感じられる
・投資が大好き

な方であれば、モチベーションを落とさずにファンドマネージャーとして活躍できるしょう。

ヘッジファンドのファンドマネージャーはかなり適正が分かれる職業ですので、事前に現役のファンドマネージャーに合って話を聞くなどして、ご自身の性格やスキルなどと照らし合わせて慎重に進路を判断したいですね。

ファンドマネージャーになるには?

ここからは、これからファンドマネージャーとして活躍したいとお考えの方のために、ファンドマネージャーのなり方をまとめます。

外資系ファンドマネージャーになるには

外資系運用会社の場合営業ポジションなどは日本拠点などで募集がありますが、ファンドマネージャーとなれば本国での採用がほとんど。

留学するなどして語学力をつけたあとで、ヘッジファンドなどに直接応募する形になるでしょう。

また、既に語学力に問題のない方は外資系の転職エージェントやLinkedin(ビジネス用SNS)を利用してファンド側の人間とつながるのも一つのアイデアです。

以下のような外資金融に転職サイトでも、ファンドマネージャーポジションの紹介を受けることが出来ます。

日経ファンドマネージャーになるには

先述したとおり、日系のファンドマネージャーであれば新卒で国内運用会社の総合職で入社後、ファンドの運用部署へ配属されファンドマネージャーになるパターンが多いでしょう。

また一部中途採用を行うファンドでは、以下のような金融関連の経験を求められる場合があります。

求められる経歴

・該当分野でのアナリスト経験
・該当分野での運用経験
・証券アナリスト協会検定会員資格

国内ファンドの場合は、自社サイトにファンドマネージャーの求人を出している場合もあります。

エージェントを通すより採用コストがかからないため、年俸などの面で交渉しやすいメリットがあります。

ファンドマネージャーになるには?

気になる報酬はどのくらい?

ファンドマネージャーになるにあたり気になるのは、やはり報酬ですよね。

そこで以下、ファンドマネージャーの報酬を日系・外資に分けてまとめてみました。

外資系 ファンドマネージャーの年収

外資系 ファンドマネージャーの年収
外資系 ファンドマネージャーの年収
引用:MichaelPage

転職エージェントで扱いのある外資系ファンドマネージャーポジションだと、年1,000万円~2,000万円程となるところが多いよう。

ファンドへの直接応募やヘッドハンティングとなると、年俸5,000万円を超える方も少なくないようです。

基本的は実力主義、歩合制の外資系ファンドの世界では年収はその人の能力値によるというのが実際のところ。

日経ファンドマネージャーの年収

日経ファンドマネージャー
日経ファンドマネージャー
引用:MichaelPage

日系のサラリーマンファンドマネージャーの場合は外資系ファンドマネージャーと比べると少し落ちて、年800万円ほどになるようです。

ボーナスは年2回のところもあれば、完全成功報酬制のところもあります。

後に続こう!日本人有名ヘッジファンドマネージャー

最後に日本で活躍する、日本人有名ヘッジファンドマネージャーをまとめていきます。

現在金融業界の前線で活躍するファンドマネージャーを知ることで、ご自身の進むべき道を鮮明にすることが出来るでしょう。

藤野 秀人氏

藤野 秀人氏

藤野秀人氏は、大手独立系投信を運用するレオス・キャピタルワークスの創業者です。

(SNS)
・Facebook(藤野 英人

(経歴)
早稲田大学法学部
野村投資顧問株式会社(現・野村アセットマネジメント)
ジャーディンフレミング投信・投資顧問株式会社(現・JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社)
ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント
レオス・キャピタルワークス株式会社を創業する

同氏の主な投資先は日本中小株で、小規模でも地道にコツコツ頑張っている企業に投資するのが特徴です。

複数の大手金融機関でファンドの運用に携わられ、最終的にはご自身でファンドを立ち上げるという道はファンドマネージャーを目指す方の憧れの一つと言えますね。

ご自身の投資ポリシーにもブレがなく、ファンドマネージャーを目指すのであれば是非注目したい日本人有名ファンドマネージャーです。

山崎 元氏

山崎 元氏

山崎 元氏は株式会社マイベンチマークを設立された、日本の有名なファンドマネージャーです。

(SNS)
・Twitter(@yamagen_jp

(経歴)
東京大学経済学部
三菱商事入社
野村投信→住友生命→住友信託→シュローダー投信→バーラー→メリルリンチ証券→パリバ証券→山一證券→第一勧業アセットマネジメント→明治安田生命→UFJ総研(12回の転職)
楽天証券経済研究所・客員研究員

長期分散投資をメインに、現在は投資初心者向けに投資の啓蒙活動を行われています。

12回の転職を経て得た複数の金融機関での勤務経験から、最終的に投資の先生として活躍するキャリアプランは新鮮ですよね。

山本 匡

山本 匡

山本 匡さんは、株式会社GCIアセット・マネジメントで活躍する現役の若手ファンドマネージャー。

(経歴)
東京大学理学部数学科
東京大学大学院経済学研究科金融システム専攻修士課程
株式会社GCIアセット・マネジメント

システマティック・マクロ戦略という独自のファンド戦略を行い、今若手のファンドマネージャーの中でも高い存在感を見せています。

同氏は東京大学に在学中から、ヘッジファンドの数量分析の研究に勤しみその卒業論文は専門家からも高い評価を得ています。

長谷川 建一氏

長谷川 建一氏

長谷川 建一氏は、NWB(Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank)」の取締役兼CIO。

(SNS)
・Facebook(長谷川 建一

(経歴)
京都大学
神戸大学MBAで経営学
Citigroup日本およびニューヨーク本店
Citibank日本のリテール
東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)
NWB(Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank)」の取締役兼CIO

シティーグループのニューヨーク本店での勤務経験があり、国内外での取引経験のあるファンドマネージャーです。

日本人として国外でファンド運用に携わりたい方は、是非チェックしておきたい有名日本人ファンドマネージャーです。

ファンド運用者の将来性

さて、ここまでヘッジファンドのファンドマネージャーとは何か?そのなり方までをまとめて見て参りました。

ファンドマネージャーに関しては「実力」の世界。需要と供給というより、実力のあるものだけが必要とされ上に上がっていける世界です。

しかし、世界の有名ファンドで働けば億単位での巨額の資産を手に入れられる可能性もある反面、冒頭の1日スケジュールを見て分かる通り精神的にもかなり重たい仕事です。

実力がすべてのヘッジファンドマネージャーとして何十年も前線を走り続けるのは、中々厳しいのが事実でしょう。

国内有名ファンドマネージャーの例を見ても、人生の一部分をヘッジファンドマネージャーとして戦い、セカンドキャリアとして独立や、経済評論、金融商品の設計を行うことも考えるのも良さそうですね。

マーケットという万人に平等かつ厳しい地盤にてトップを取りたいという強い意志がある方にとっては、一生に一度でも経験をしたい大変に夢のある仕事と言えるでしょう。

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藤田 良
アメリカの大学卒業後、現地日系メーカーでマーケティングに従事。30歳で日本に帰国後、FXや投資信託などで投資を始め35歳でヘッジファンドに出会い、その魅力にはまる。現在はヘッジファンドBM CAPITALを中心に約2000万円を運用中。他管理サイト⇒・ヘッジファンド情報を語っているnote『ふじ』・投信信託について綴っているブログ『ふじのインデックス投信ブログ』《所属団体》両国投資研究会//▶藤田良のプロフィール詳細はこちら

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