ヘッジファンドって何?

投資顧問とは?ファンドと徹底比較!どっちが良いのかまとめました

投資顧問とは?

最近良く耳にする、「投資顧問」という言葉。

投資顧問とは金融商品の売買に関する助言をし、報酬を得る業者のことを指します。

投資顧問業者はサービスの利用者から助言料を受け取り、銘柄の情報や売買のタイミングに対するアドバイスを行います。

投資顧問とは?
投資顧問助言内容

・銘柄紹介
・売買や損切りのタイミング
・相場レポート

投資家は助言された通りに株の売買を行うだけで、プロの思考に近い形で運用ができるという仕組みです。

投資顧問業者は「投資助言」のみを行うため、実際の投資は投資者自身で行う必要があります。投資のプロに丸々運用をお任せできる商品でない点は、注意が必要です。

投資顧問とファンドの違い

長年ファンドに投資している筆者が気になるには、両者のコスト面や運用成績の違いです。

ファンドとは?

ファンドとは投資者から資金を集め運用を行い、出た利益を投資者に分配するタイプの金融商品のこと。

一例としては、本サイトで紹介しているヘッジファンドや投資信託などが挙げられます。

現在、筆者はファンドに投資を丸々お任せしていますが、売買の手間を自身で請け負うだけで低コストで投資ができるのであれば、投資顧問への乗り換えも積極的に検討したい所です。

そこで、運用方法・運用成績・手数料の3点について投資顧問とファンドを比較してみました。

運用方法

投資顧問 ファンド
投資助言契約 投資一任契約

先述した通り、投資助言契約を結び、契約した投資者に対し投資助言を行うのが投資顧問業者です。

投資顧問業者から、どんな銘柄をいつ売買するのかについて助言を受け、投資者はその通りに金融商品の売買を行います。

その反面、ファンドの場合は投資一任契約を結び、資産の運用を丸々お任せします。

投資のプロが、適切なタイミングであなたの資産を売買し利益獲得に励みます。

運用成績

投資顧問 ファンド
年率10%以上 年率10%以上

運用成績は業者によって異なりますが、投資顧問、ファンドともに10%以上とうたっているものが多いようです。

表に出ている運用成績に関しては、ほぼ同水準と考えて良いでしょう。

運用成績に関しては、ファンドと投資顧問は引き分けと理解できそうです。

手数料

投資顧問 ファンド
月額10万円程 成功報酬:運用益に対し30%程
管理報酬 運用額に対し年間で5%前後

こちらが本題とも言える、投資顧問の手数料について。

投資顧問とファンドでは、そもそも手数料体系自体が大きく異なります。

投資顧問の場合は、業者にもよりますが月10万円程度の助言料が発生。

反対にファンド(ヘッジファンド)の場合は、管理報酬として運用額に対し年間で5%前後、さらに成功報酬として運用益に対し30%程が発生します。

ヘッジファンド

投資額:1000万円
利回り平均:年10%程(100万円)

管理報酬:50万円
成功報酬:30万円
合計:80万円

(1000万円+100万円)-80万円=1020万円(+20万円)

投資顧問

投資額:1000万円
利回り平均:年10%程(100万円)

助言料:10万円x12ヶ月=120万円
合計:120万円

(1000万円+100万円)-120万円=980万円(-20万円)

単純計算では、若干ファンドのほうがコストパフォーマンスは良いと言う結果になりました。

投資顧問に関しては手数料が月額で固定になっている業者が多く、数千万円単位の高額資産の運用を行い、ある程度の利益を出さないと手数料負けしてしまう可能性があることは理解しておきたいですね。

しかし、運用成績は年度や業者によってばらつきがあります。サービス形態に関係なく、興味のある業者をいくつかピックアップして比較検討できると良いでしょう。

どちらにすべき?

ここまでの内容を、以下の表でまとめてみます。

投資顧問 ヘッジファンド
運用方法 投資助言契約 投資一任契約
運用成績 年率10%以上 年率10%以上
手数料 月額10万円 成功報酬:運用益に対し30%程
管理報酬:運用額に対し年間で5%前後

まず前提として、投資助言の場合は、助言を受けて自身で投資を行わなければ何も始まりません。

毎月来るアドバイスを理解し、アドバイス通りに投資できる最低限の投資スキルと時間がない方は毎月の助言費を無駄にして終わってしまう可能性も。

自分でアドバイス通りに長期的に投資を続けられる自信のある人、または投資を通して実践知識を付けたい人は投資顧問を選択すると良いでしょう。

一方、アドバイスを受けても長期的に自分で投資を行う自信がない、または投資に十分な時間を割けないという方はファンドに投資を丸々おまかせするのが得策と言えますね。

投資顧問がおすすめな人

・投資助言を通して投資のスキルを磨きたい
・トレードに割ける時間がたっぷりある
・自身で投資を行いたい
・自分の考えを投資に反映させたい

投資顧問に不向きな人

・忙しくて助言通りに投資する時間がない
・助言を理解するだけの投資知識がない
・投資は第三者に丸々お任せしたい
・投資に多くの情熱を捧げられない

ここまでの情報で、自分にはファンド投資のほうが向いているという方は、以下国内ファンドをまとめた記事もご参考ください!

ヘッジファンドおすすめランキング
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投資顧問会社ランキング

ここまでの内容を踏まえ、投資顧問の助けを借り資産運用を行いたいという方のために、以下国内で有名な投資顧問会社を4社ランキングでご紹介します。

投資顧問会社ランキング

1位、つばめ 投資顧問
2位、東京総合研究所
3位、ライジングブル 投資顧問
4位、スナップアップ 投資顧問

1位、つばめ 投資顧問

つばめ 投資顧問

東京大学を卒業後、大手証券会社にて投資銀行業務に従事されていた栫井 駿介(かこい しゅんすけ)氏が代表を務める、つばめ投資顧問。

栫井(かこい)氏は、登録者5万人を超える投資ユーチューブチャンネル「つばめ投資顧問」の運営者としても投資者の人気を集めています。

そんな同社の2019年から現在までの勝率は年率15.4%。

得意な投資手法はバリュー株投資で、本来の企業価値より割安な株価で放置されているバリュー株へ投資、価格の歪みが解消された段階で売却します。

サービス利用には、入会金に合わせ月額の会費が必要。1ヶ月という短期間からサービス利用が可能なので、気軽に利用ができるのは嬉しいですね。

※とは言っても、入会と同時にまとまった入会金が発生しますし、バリュー株投資は基本的に「長期投資」が基本。利用するなら長期的な付き合いを前提として契約したいですね。

運用会社 つばめ投資顧問合同会社
代表者 栫井駿介(かこい しゅんすけ)
本社所在地 千葉県袖ケ浦市福王台336
助言分野 株式(バリュー株)
補足情報 ・入会金に合わせ月額の会費が発生
・推奨銘柄に加え週1の相場レポート、月1の会員限定セミナーの開催
・オンラインQ&Aでいつでも疑問点を質問できるサポート体制
口コミ・評判
藤田(ふじ)メモ

東京大学卒業後大手証券会社にて投資銀行業務に従事された、栫井駿介氏が代表を努めるつばめ投資顧問はウォーレン・バフェットも実践する「バリュー株」をメインとする投資助言を行っています。

大手メディアでの執筆だけでなく、自社Youtubeチャンネルでも積極的に投資に関する情報を発信されており、助言者の投資ポリシーや運用哲学を契約前にしっかり理解できる点で投資助言初心者にはおすすめの助言業者です。

2位、東京総合研究所

東京総合研究所

東京総合研究所は東京六本木にオフィスをおく、国内投資助言業者。

代表の大山氏は外資系投資銀行のシステム開発に携わり、特に先物取引の投資助言を得意としています。

また、同氏も登録者2万人超えの市場解説ユーチューブチャンネルの運用者として活躍。

東京総合研究所では株式と先物の投資助言を行っており、契約期間は基本的に1年間。

年会費に成功報酬が加算される方式で、手数料に関してもサイト上でしっかり明記。

同社は動画やブログなどネット上で自社や投資に関する情報の公開を積極的に行っているので、契約前にまずは無料で配信されている情報を全て読み込み、不足している部分のみサービスの利用を検討してみても良いでしょう。

運用会社 東京総合研究所
代表者 大山充
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿1-19-19
助言分野 株式・先物
補足情報 ・最低契約期間は1年間、年会費に成功報酬が上乗せ
・自社オフィスにて面談が可能
口コミ・評判

・新ブログが面白い
・連絡のフォローが迅速
・相場だけでなく取引方法まで迅速に回答してくれる

藤田(ふじ)メモ

東京総合研究所では先物がメインとなっており、ある程度の投資資金が準備できる方向けの投資助言会社です。

代表の大山氏はYoutube動画やLINE@など様々な媒体で積極的に発信をされており、お問い合わせの前にまずは同社の関連コンテンツを隅々まで読み込むとご自身への適正判断の助けになるでしょう。

3位、ライジングブル 投資顧問

ライジングブル 投資顧問
ライジングブル 投資顧問は太平洋証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)投資情報部にて活躍された藤村哲也氏が立ち上げた投資顧問業者。

得意とするのは、日本株の売買助言。

投資のプロが手間暇をかけ分析、探しだした大化け株を投資初心者にもわかりやすい形で助言してくれます。

同社では3ヶ月9000円という少額で投資顧問を試せるので、投資顧問利用のイメージを掴みたいという方は3ヶ月だけでもお試し感覚で利用してみても良いでしょう。

運用会社 ライジングブル 投資顧問
代表者 藤村哲也
本社所在地 東京都中央区日本橋箱崎町1-5
助言分野 株式
補足情報 代表の藤村氏はオールアバウトやヤフーファイナンスなどでの連載あり
口コミ・評判

・レポートが価格の割にはしっかりかかれている
・無料情報の質が高い

藤田(ふじ)メモ

ライジングブル投資顧問の特徴は何と言っても、その利用料の安さ。投資顧問を利用してみたいけれど実際にどのような感じなのか感覚を掴みたいという方には、利用の価値があるでしょう。

しかし投資の世界は利益から投資コストを差し引いて、最終的にいくら手元に残ったが重要。利用料と情報の量や質を天秤にかけ、相互的に利用の可否を判断したいですね。

4位、スナップアップ 投資顧問

スナップアップ 投資顧問
関西大学を卒業後大和証券にて証券営業で活躍された相場のエキスパート有宗良治氏が代表を務める、投資顧問業者。

日本株の助言をメインとし、専任スタッフによる手厚いサポートを受けながら初心者でも安定した資産運用を目指せます。

同社に関しては肝心な手数料体系は公式サイト上で公表されておらず、無料メールマガジンへの登録を行いスタッフとつながり説明を受ける形となります。

運用会社 スナップアップ 投資顧問
代表者 有宗良治
本社所在地 東京都品川区東五反田5-28-9
助言分野 株式
補足情報 ・手数料体系を含めた詳細は直接問い合わせる必要あり
・無料メールマガジンにて注目銘柄や相場の情報を得られる
口コミ・評判

・サポートが手厚い

藤田(ふじ)メモ

スナップアップ投資顧問は、関西大学法学部卒業後、大和証券にてキャリアを築いた有宗良治氏が代表を努める国内投資顧問業者。

代表のアメーバブログでは頻繁に相場や金融トレンドが解説されており、問い合わせの前に熟読し代表の投資スタイルや相場分析のクセを理解しておきたいところです。

投資顧問に関しては利用自体がまだ一般的でない点で、ネット上での情報収集自体が困難な金融商品です。

また「投資助言」という性質上、1回でも相場の読みを外してしまうと「詐欺」といったような口コミ・評判が流れやすく、なかなか公平な評価が難しいのが事実。

どの投資顧問業者も無料相談窓口を設けているので面談を行い、すぐに契約はせず業者の配信するコンテンツを長期に渡りチェックし、助言の価値をしっかり見極めた上で利用したいですね。

詐欺業者に注意!助言業者の選び方

重ねてですが、投資顧問は「助言」そのものの価値が目に見えにくく、利用料の妥当性を判断するのが難しい商品でもあります。

実際にその穴を突き「絶対に上がる株を教えます」と言った甘い文句でメールマガジン等で勧誘をし、信じて投資をしたが全然儲からなかったなんていう詐欺業者も存在しているのが事実。

そんな詐欺業者に騙されないためにも、投資顧問業者の選び方のポイント3点を確認しておきましょう。

1、手数料体型がサイト上で明記されている

投資顧問の場合は業者から「助言」を受ける形ですので、基本的に投資者の自己資産を持ち逃げされる危険性は薄いです。

その点、投資顧問の利用で損をする例としては、高額な助言料に対する十分な対価を得られないというケースが考えられます。

詐欺業者に騙されないためにも、公式サイト上に過去の実績と報酬体系が明記されており、サービスの利用価値を投資者側で客観的に判断できるような業者を利用したいですね。

また、業者側の報酬に関しては「成功報酬」の比重の高い業者のほうが、自社の助言精度に自信があると読み取れます。

2、人やオフィスが見える

投資顧問に関しては、モノを見て購入するというよりは人を信じて利用するタイプのサービスになります。

サービスを提供者の経歴やオフィスがネット上で包み隠さず公開されていることは、業者選びの必須事項ですね。

投資者自身が投資顧問業者になったと仮定し、健全な運営をおこなっているのであれば隠す必要のない点は全てクリアに公開されているかは確認したいですね。

ここは知りたい

・代表者の経歴や顔写真
・オフィスの住所
・サービス内容と手数料

最近では相場感や投資の知識を動画などで配信している投資顧問業者もあるので、オンライン・オフラインを問わずできるだけ露出が多く、雲隠れできない業者を利用するのが安心でしょう。

また投資顧問業者を見ていく中で「日本投資顧問協会」という投資顧問業者を集めた組織の存在は知っておきたいですね。

ここに登録されているから安全というわけではありませんが、一つの確認軸として覚えておくと良いでしょう。

参考:日本投資顧問業協会

さらに、投資助言業を行うには金融商品取引法第29条に基づく登録を受ける必要があります。

投資顧問業者のウェブサイトなどを確認する際は、ライセンスの有無と可能であれば協会への登録有無も合わせて確認しておけるとより安心ですよ。

(表記一例)
関東財務局長(金商)第~号
金融商品取引業者(投資助言・代理業)
加入協会:一般社団法人 日本投資顧問業協会

3、絶対・確実という言葉を使わない

投資顧問業者はその投資知識や経験値の高さから、相場を高い確率で正しく読み解くことが出来るかもしれませんが、「絶対」ではありません。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏でも投資の読みを外していることからもわかるように、相場で全勝できる投資家は存在しません。

よって大手の投資助言業者では、全てのコンテンツや発信物に以下のような注意書きを明示しています。

ホームページ上、メール上での提供情報は売買指示ではありません。実際の投資商品の売買におきましては、自己資金枠等を十分考慮した上、ご自身の判断・責任のもとご利用下さい。情報内容に関しては万全を期しておりますが、正確性及び安全性を保証するものではありません。提供する情報に基づき利用者の皆様が判断し投資した結果については、一切の責任を負いかねますので予めご了承下さい。
引用:つばめ投資顧問

「絶対」・「確実」と言った言葉を乱用する投資顧問業者に関しては利用を控えるのがベターでしょう。

個人的には数社投資顧問業者とも面談を行いましたが、仕事の忙しさもあり投資に時間を割けない点で投資顧問の利用は見送り、現在はファンドでの運用をメインで行っています。

投資顧問と合わせてファンド利用も検討している方は、トップページから興味のある記事に飛んでみてくださいね!

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ABOUT ME
藤田 良
アメリカの大学卒業後、現地日系メーカーでマーケティングに従事。30歳で日本に帰国後、FXや投資信託などで投資を始め35歳でヘッジファンドに出会い、その魅力にはまる。現在はヘッジファンドBM CAPITALを中心に約2000万円を運用中。他管理サイト⇒・ヘッジファンド情報を語っているnote『ふじ』・投信信託について綴っているブログ『ふじのインデックス投信ブログ』《所属団体》両国投資研究会//▶藤田良のプロフィール詳細はこちら

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