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コロナショックがファンドに与えた影響
藤田(ふじ)
リーマンショック以上の経済ダメージと言われている、2020年初頭のコロナショック。
日経平均は2カ月で-29%も暴落。過去に類を見ないほどのスピードの速さと下落幅で、国内外の多くのファンドが記録的な損失を被る結果となりました。
- NYダウ2997ドル安の過去最大の下げ幅を記録(2020.02.16)
- 日経平均も、一時1800円超の下落を記録(2020.03.13)
- 原油価格が史上初のマイナスに(2020.04.20)
市場の値動きありきで運用を行う「投資信託」などに投資をしていた方の中には、大きな含み損を抱えた方も多いでしょう。
海外大手ヘッジファンドも大波乱
有名ヘッジファンド「CQSインベストメント・マネジメント」が1月~3月(第1四半期)の成績は暫定でマイナス30%と過去最悪値に。
実際、大手ヘッジファンドの3割以上が10%以上のマイナスを出しており、中には40%の桁違いなマイナスを出すファンドも。
引用:Bloomberg ヘッジファンド業界の大物に屈辱的な3月-新型コロナが直撃
市場の上がり局面でのみ利益を重ねられる投資信託。
そんな投資信託に対し、上げ相場だけでなく下落局面からでも利益が出せるところがヘッジファンドの魅力であり、その存在意義となるポイント。
そんな中、世界トップの金融エリートが集まる大手ヘッジファンドでも、耐えきれずマイナスを出してしまっている点も、コロナショックが金融市場に与えた打撃の大きさを物語っています。
国内投資信託への影響
国内ファンドでも同様に、コロナショックの打撃は目立ちます。
例を上げれば、3月12日時点の株式市況は、2月25日以降の大幅下落を受け年初比較で、
- 日経平均株価 :-21.5%
- TOPIX(東証平均):-22.9%
3月の投資信託の運用成績は、すべての分類がマイナスのリターンだった。全15分類がマイナスになるのは、2015年6月以来、4年9カ月ぶり。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、金融市場が大荒れの展開となった。
投資信託は、基本的に市場の動きに合わせた運用を行う為、3月国内投資信託の内の3割以上が市場の下落幅とほぼ同じ20%以上のマイナスを出した結果となりました。
国内外のファンドに大きな打撃を与えたコロナショック。
そんな中、BM CAPITAL(ビーエムキャピタル)のポートフォリオは+0.77%とプラス圏で推移しました。
BMキャピタルがプラスで推移できた由
+0.77%という一見微々たる利益ですが、異例とも呼ばれる2ヶ月で20%以上の市場の下落や、国内外の有名ファンドの悲惨な運用成績を考慮すると、このパフォーマンス無視できません。
BM CAPITALがコロナショックを無傷で乗り切れた理由、注目すべきは以下3つのポイントです。
- 純資産に裏付けられた銘柄へ投資している点
- 2月日経先物ショートで下落リスクに備えた点
- 1月下旬から2月上旬に株式売却を行った点
一つずつ掘り下げて説明して行きましょう。
純資産に裏付けられた銘柄へ投資している点
BM CAPITALの主な投資手法はバリュー株(割安株)投資。
特に企業の純資産に裏付けられた銘柄へ投資を行っている点がポイント。
不確実な「未来」の株価チャートの値動きを予想するのではなく、既にある「現在」の資産額をベースに投資を行うため、今回のコロナショックのようなマーケットの価格変動に投資先の価値は影響されにくいのです。
また、純資産に対し割安な株価で放置されているバリュー株への投資は、下げ相場においても株価が大幅下落するリスクが少なく、損をする可能性は最少に抑えられます。
>>BMキャピタルの組み入れ銘柄・バリュー株投資の事例はこちら
2月日経先物ショートで下落リスクに備えた点
BMキャピタルはさらに、日経平均が下落の兆しを見せた2月上旬、日経先物でショートポジションを取りました。
引用:SBI証券 日経先物
※図内青囲みは筆者追記。
既出の通り、バリュー株(割安株)への投資は市場の影響を受けにくいとは言え、実際にバリュー株を投資対象とする他ファンドの中にはマイナスが出ているものも存在するのが事実。
その点、BMキャピタルは相場の状況に合わせて機動的にポジションを取り、必要に応じてショートの信用売りも組入れるなどして、下落相場でも積極的に利益機会を狙いにいくことが出来ています。
1月下旬から2月上旬に株式売却を行った点
さらに、BM CAPITALは2月上旬に保有株式の一部を売却。現金の保有比率を高め、大荒れしていた市場の状況を伺っていました。
相場が下がりそうなときには、保有株式を売却して現金の保有比率を高め、市場から資産を避難させる。相場が好転すれば、また市場に資産を投下して利益を狙うんです。
投資信託の場合は、投資規制の兼ね合いもあり基本的にフル投資のファンドが多く、キャッシュポジションを取れずに、マーケットの下落の打撃を真正面から受けてしまう状況に陥りがち。
その点、運用方法に強い規制を受けないヘッジファンドには、
- ショートを打つ
- 預かり資産を現金として一時保有
などの、多用な運用の選択肢があるのです。
このような柔軟な運用により、多方面から資産の損失リスクをヘッジ(回避)しているBMキャピタル。
運用資産が1兆円を軽く超えるような大型ファンドの場合、市場に与えるインパクトの大きさからアプローチが遅くなりがちなのですが、BMキャピタルの場合は運用資産高が80億円程で、小回りの効いたスピード感ある対策を打てたところが今回の対コロナショックの勝因と言えるでしょう。
ちなみに、コロナショックの後、V字回復かと言われている株式市場ですが、まだまだ状況は侮れません。
2018年のリーマンショック時の値動きを見ると、1回目の下落(2008年10月)の半年後(2009年3月)に2回目の底値を見せています。
リーマン同様、今後も市場の流れが読みにくい中、
- マーケットの動きに左右されない
- 柔軟性のあるポジショニングか可能
という点からも、今後は同社のような小~中型の私募ファンドに注目が集まることが予想されます。
世界の金融市場に大きな打撃を与えたコロナショックによる大幅下落の中でもプラス圏で推移できた、BMキャピタルの素早い対応は一投資家としてとても興味深いものでした。
同社のパフォーマンスやリスクヘッジ対応に興味を持たれた方は、是非ファンドとの面談で色々と詳細を聞いてみることをお勧めします。
投資に関するプロの知見に触れるだけでも、あなたの今後の投資運用に活かすことができますよ。
面談ではセールストークなどもなく、説明と質疑応答がメインなのでまずは気軽に問い合わせてみましょう。
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上記のような悩みがある方には、日本のヘッジファンド「BMキャピタル」がおすすめです。
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