VSファンド比較

スカイプレミアムって実際どう?BMキャピタルからの乗り換えを検討してみた

スカイプレミアムとは?ファンド会社概要

ヘッジファンド投資家
藤田(ふじ)
ヘッジファンド投資家
藤田(ふじ)
こんにちは、ヘッジファンドBM CAPITAL完全ガイド管理人の藤田(ふじ)でございます。

(追記 2021.09.24)
スカイプレミアムは2021年9月に無登録の状態で国内の一般投資者に対し投資セミナーの開催(=投資勧誘)を行い「商品取引法違反」で証券取引等監視委員会から営業停止命令を出されています

SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE. LTD.(スカイプレミアムインターナショナル社)及びその役員1名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てについて
引用:証券取引監視委員会

以下記事内容の通り筆者は実際の投資を見送りましたが、実際に投資を行っていた方はスカイプレミアムの公式サイト上に掲載されているメールアドレスや紹介を受けた既存の投資家を通して今後の指示(解約手続きなど)を仰ぐと良いでしょう。

また、スムーズな手続きができない場合は、

証券・金融商品あっせん相談センター FINMAC

金融庁 金融サービス利用者相談室

などへの相談も検討するのも一案です。

スカイプレミアム

スカイプレミアム
運用会社名 SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE.LTD.
オフィス所在地 1 Raffles Place Office Tower 2 #38-61
Singapore 048616(シンガポール)
代表社長 不明
設立 2013年
投資対象(GQFX) FX
ファンドマネージャー(GQFX) 専門のトレードチームとEA(FXの自動売買プログラム)
最低投資額(GQFX) 100万円~
出資までの流れ(GQFX) 1.既存の投資者からの紹介で会員になる
2.電話やメールで出資手続き

スカイプレミアムは、「たった一度の人生を最高に輝かせる」をモットーに会員の生活全般をサポートするメンバーシッププログラム。

「生活全般」という言葉の中には、ファンドへの投資も含まれており、現在スカイプレミアムではRL360(ロイヤルロンドン)やプレミアトラストなどの複数の金融商品にアクセス可能。

その中でも会員の60%以上が利用しているものがライオンプレミアム(GQFX)というFX運用メインのファンド。現状日本で「スカイプレミアムへの投資を行う」=「ライオンプレミアム(GQFX)への投資」を指していると理解しても良いでしょう。

BMキャピタル

BMキャピタル
運用会社名 ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
オフィス所在地 東京都港区六本木7-18-1
代表社長 森山武利
設立 2013年
投資対象 日本株
ファンドマネージャー 東大卒外資系投資銀行出身の運用者
最低投資額 1000万円~
※少額投資も相談可
出資までの流れ 1.問合せフォームへ連絡
2.面談
3.出資・入金

一方、BMキャピタルはファンド運用に特化した純粋な資産運用会社。スカイプレミアムのように、レストランやホテルの紹介やイベントなどは行われておりませんので要注意です。

スカイプレミアムと同様に運用から8年が経過していますが、

  • 過去にマイナスを出した回数ゼロ
  • 年平均利回り10%以上

と安定したリターンで根強い人気を集めました。

運用ファンドは1ファンドのみですが、同社のファンドマネージャーはイラン株ファンドFrontier Capital(フロンティアキャピタル)の運用者も兼任していますよ。

投資商品・サービスを一挙総まとめ

会員の生活全般をサポートするスカイプレミアムと、顧客の資産形成に特化したBM CAPITAL。

両ファンドの投資商品・サービス内容を比較してみていきます。

スカイプレミアム

投資サービス RL360(ロイヤルロンドン) 積立保険
プレミアトラスト 海外積立投資
ライオンプレミアム(GQFX) FX運用
ライフサポート TRAVEL ・旅行(ホテル割引など)
WINE&DINE ・一流レストランの予約
・ワインのおすすめ
SHOPPING ・非営利型のタイムセール
・会員限定のおすすめグルメ
WELLNESS ・会員限定パーティの開催
・ブティックジムの利用

冒頭でお話した通り、スカイプレミアムは投資に限らず会員の生活を多方面からサポート

一流レストランの予約やホテルの割引など、会員になることで形からでもハイクラスな生活に一歩近づくことができますね。

中でもBE OUR GUESTという、2名以上でレストランを予約すれば、1名無料というお得なサービスが特に人気を集めていました。

スカイプレミアムのサービス
引用:スカイプレミアム

また多くの方の会員になるメインの目的になっているのが、ライオンプレミアム(GQFX)というFX運用メインのファンド

海外登録のFX業者GQFXで口座開設を行い、成功報酬を支払う代わりにFX(外国為替証拠金取引)運用を代行してもらえるという運用委託型のファンドです。運用残高は2000億円を超え、ユーザー数も2万人を超える大型ファンドとして人気を集めました。

GQFXの仕組み

既存の投資者さんのブログなどを見ると、GQFXはベリーズ(中央アメリカに位置)の国際金融サービス委員会(IFSC)金融ライセンスを取得済みなので安心と言った記述が目立っていました。

ただし、ベリーズはタックスヘイブンとして日本と比べると金融規制が緩く認可を受けやすいという点は理解しておくべきです。

しかし、実際のFX運用の詳細に関しては非公開となっていました。

BMキャピタル

対して、BM CAPITALは日本バリュー株への投資をメインとするファンド。

バリュー株投資では、企業価値より安値(割安)で放置されている国内株へ投資し、価格の歪みが改善(株価が企業本来の価値に適した価格にまで上昇)された段階で売却して利益を狙います。

バリュー株

バリュー株投資は底値で仕込むため、価格が下がりにくいのは安心ですね。

また、株価チャートの値動きを予想するのではなく、純資産等で裏付けられた企業価値を基準に投資先を選定するため、市場の値動きに価格が左右されにくく、下落市場でもしっかり利益を出しやすいのはバリュー株ファンドであるBMキャピタルならでは。

【BM CAPITALの投資事例1】日経平均-21.5%のコロナショックでもプラス圏で推移 コロナショックがファンドに与えた影響 リーマンショック以上の経済ダメージと言われている、2020年初頭のコロナショック...

運用の成果は四半期に一回メールで送られてくる、運用報告書(PDF)で確認可能です。

また年1回DONE DEAL(完了済トレード)として前年度の実際の取引銘柄(過去の組入銘柄)や取引内容を投資者向けに噛み砕いて解説した冊子が貰えます。

完了済の取引ですので今からそっくり真似することはできませんが、何故その銘柄を買ったのか?なぜそのタイミングで売ったのかと言った実際の取引内容を理解できるのは投資者として安心ですし、投資の勉強にもなりますよね。

スカイプレミアム・BMキャピタルの運用成績を比較してみた

投資を行うならなんと言っても一番気になるのは、運用成績(実績)。

そこで以下、2ファンドの運用成績を一挙まとめてみました。

スカイプレミアム

2018年

1月 + 1.8 %
2月 + 1.7 %
3月 + 3.4 %
4月 + 1.0 %
5月 + 2.8 %
6月 + 1.0 %
7月 + 2.4 %
8月 + 1.2 %
9月 + 2.4 %
10月 + 1.2 %
11月 + 1.3 %
12月 + 1.0 %
合計:+ 23.34 %

2019年

1月 + 1.4 %
2月 + 1.6 %
3月 + 1.4 %
4月 + 2.1 %
5月 + 2.2 %
6月 + 0.7 %
7月 + 1.2 %
8月 + 2.1 %
9月 + 0.7 %
10月 + 0.8 %
11月 + 1.3 %
12月 + 0.8 %
合計:+ 17.56 %

2020年

1月 + 0.8 %
2月 + 1.4 %
3月 + 2.2 %
4月 + 1.6 %
5月 + 0.7 %
6月 + 0.9 %
7月 + 1.5 %
8月 + 0.9 %
9月 + 0.4 %
10月 + 1.2 %
11月 + 1.1 %

スカイプレミアムの年利は10~20%程。投資資金の10%以上資金が減ってしまった場合は運用が停止する10%のドローダウン方式の仕組み。

手数料はハイウォーターマーク(一定の基準を超えた部分に対して報酬を支払う仕組み)の成果報酬型(40%)です。

100万円運用し運用がうまくいき200万円になった場合、増えた100万円に対し40%の手数料が発生。

ハイウォーターマークの例

2期目は運用がうまく行かず、150万円になってしまった場合、現在160万円が基準値になっているので、当初の投資額と比較すると資産自体は増えていますが手数料は発生しない仕組みです。

ここでさらに考慮しなければならないのが、スカイプレミアムの会費

会費は以下の2タイプあり、毎月の投資コストとして発生。

  • ゴールド会員:月額50ドル
  • プラチナ会員:月額100ドル

スカイプレミアムの最低投資額は100万円、現状月利1~2%程と考えると月額100ドルのプラチナ会員の場合、会費だけで運用益が飛んでしまう計算に。

理論上では、投資だけを行うのであればゴールド会員での入会を行うか、投資額を上げないと利益が出にくいと考えられます。

BMキャピタル

BMキャピタルの設立時からの平均利回りは、年17%ほど。

運用手法流出防止の観点から、具体的な運用成績はネット上では公開されていませんが、面談の場で資料を見ながら確認できます。

BMキャピタルの場合も、メインの報酬は成功報酬。

成功報酬 運用益に対し30%~50%程
管理報酬 運用額に対し年間で5%前後

手数料に関しても、スカイプレミアムと同等と理解できます。

怪しい?スカイプレミアムの口コミ・評判

投資をするなら気になるのが、ネット上での口コミ・評判。

以下、スカイプレミアム(Sky Premium)とBMキャピタルの口コミと評判をまとめました。

スカイプレミアム

ライオンプレミアムは過去年利30〜40%あったようですが、近年は利回り低下からか、スカイプレミアムから同じくFX運用をメインで行っているEXIAファンドへの移行を検討を検討する口コミ・評判がかなり目立っていました。

EXIAファンドは表向きは手数料なしですし、月利で3%ほどで推移しているのでので乗り換えを検討する方がいたのも納得です。

BMキャピタル

BMキャピタルの口コミ、評判に関しては以下の記事にまとめております。

https://m-ryu.com/blog/

BMキャピタルに関しては、3年~5年という中~長期で手堅く安全に資産を増やしていきたい方の支持を得ているよう。

一投資者としても、そもそもメインの投資手法であるバリュー投資の特性上、1年で資産を倍にしたいという方にはBMキャピタルはおすすめできないとはっきり言えます。

まとまった資産をマイナスを出さずに長期的に大きなリターンを狙いたい方にはおすすめできる国内ファンドですね。

出資(入会)~退会(解約)方法

ヘッジファンドと言えば、投資信託などとは異なりネット上で取引が完結しないのが定説。

スカイプレミアム、スカイプレミアムの出資(入会)~退会(解約)方法の違いをまとめます。

スカイプレミアム

スカイプレミアムは既存会員からの紹介、かつ70歳以下の方しか入会の申込みができない決まりになっています。

スカイプレミアム
引用:スカイプレミアム

知り合いがいない方は投資ができないので、どうにかして知り合いを作るしか手立てはありませんね。

一度直接運用側にメールで問い合わせをしたことがありますが、紹介以外は受け付けていないということで門前払いを受けてしまいました。
(筆者は既存の投資者の知り合いがいなかったので、面談やセミナーには参加できませんでした…。)

スカイプレミアムへの投資は投資関連の集まりや、実際に投資している方のSNSやブログなどを通してつながることが近道でありました。

また、最低出資額は100万円から。

解約や引き出しは、いつでもウェブ上から可能。出金にはパスポートと住所証明が必要で、中継銀行を経由する関係で10日程所要とのことでした。

スカイプレミアム解約方法
  1. GQFX管理画面にて出金申請
  2. GQFXへの身分証明書の提出
  3. スカイプレミアムマイページにてスカイプレミアムの退会手続き
  4. GQFXからの着金

解約手続きは面倒ですがGQFX側、スカイプレミアム側の両方で必要。

ちなみに海外送金となりますので、入金時には1回につき1000円程、出金時には他銀行を中継する為5000円程の手数料が発生。

また、一度退会すると原則として1年間は入会することができません

スカイプレミアム(Skypremium)はシンガポールでも同様のサービスを提供しています。

引用:スカイプレミアム、シンガポール事業を正式に開始

BMキャピタル

BMキャピタルの場合は、直接ファンドに連絡をし面談後投資を行うことになります。

最低投資額は1000万円から。ロックアップ期間(運用を始めてから解約可能になるまでの時間)は3ヶ月です。

ヘッジファンドに馴染みのない方は高額、解約可能になるまでの時間が長期に感じるかもしれません。

しかし、投資者数が限られるヘッジファンドの場合、投資金が少額かついつでも解約可能となると、ファンドの解約や出金時期が重なると運用額が安定せず運用方針が定まらないなど運用効率が落ちる可能性もあるため、理にかなった数字設定であると言えるでしょう。

また、大型ファンドであれば最低投資額は5000万円~、最低半年から~1年の投資が必要なものも多いことを考えると、BMキャピタルは比較的手軽に投資可能なファンドの部類に入ります。

面談は無料で、状況によってはオンラインでの面談も受け付けていますので、興味のある方は話だけでも聞いてみると他ファンドとの面談の際の比較対象ともなりおすすすめですよ。

ちなみに解約手続きに関しては、ファンドの担当者に解約希望の旨を伝えるだけと、大変シンプルなものになっています。

投資するなら気になる!税金、確定申告方法

ヘッジファンド投資を始めるにあたり気になるのが、税金・確定申告の方法。

他の金融商品と異なりネット上に情報があまりない各ファンドの、税金・確定申告方法をみていきます。

スカイプレミアム

スカイプレミアム(Sky PREMIUM)での投資で得た利益は雑所得に当たり、総合課税

参照:国税庁 No.2220 総合課税制度

給料所得などの他収入と合算して税率が決まり、スカイプレミアムの場合は源泉徴収(証券会社で税金を引いて入金していくれる仕組み)はありませんので投資者自身で確定申告をする必要がありました。

投資先ファンドに関わらず、税金に関しては個人か法人かまたは居住国によっても異なりますのでファンドの担当者や税理士に確認すると安心です。

BMキャピタル

BM CAPITALでも、スカイプレミアムと同様「総合課税」を採用。

BMキャピタルの税金周りの疑問に関しては、以下記事で詳しく説明しています。

国内ヘッジファンドBM CAPITALの投資に関わる税金とは?何%の税金がかかる? BM CAPITAL(BMキャピタル)しかり、投資で得た利益には一定の税金がかかります。 基本的にその税...

【結論】どちらがおすすめ?

ここまで、BMキャピタルとスカイプレミアム(Sky PREMIUM)の違いについてまとめてまいりました。

スカイプレミアム BMキャピタル
運法運用 FX運用 日本バリュー株
最低投資額 100万円 1000万円
利回り目安 年10~20% 年10%以上(設定来~現在まで年平均17%程)
出資のメリット ・100万円~手軽に投資できる
・出資後いつでも解約可能
・投資以外のサービスも受けられる
・会費がかからない
・運用額がぶれず安定運用を行いやすい
・ファンドと直接やり取りできる
出資のデメリット ・既存の投資者から紹介を受ける必要あり
・年間6~10万円の会費がかかる
・最低投資額が1000万円~と高額
・最低3ヶ月は投資する必要あり

(修正 2021.09.24)

結論、当時人気のあったスカイプレミアムですがBMキャピタルからの乗り換えは保留したんですよね。

理由としては、筆者はハイエンドなサービスには月5000円~1万円を支払うほどの強い関心が持てなかったこと。また投資を留まる一番の理由は、実際の運用内容がわからないという点でした。

わからないものに投資をしてしまうと、好成績の時は良いですが予想外の成績不調に陥った際には「このまま待てば、より大きな利益を得られるのか」「今、損切りして解約するのが傷口を最小限にする意味でベストなのか」その後の投資判断もできませんからね。

SNS上でも投資者が多かったという印象がある人気のファンドでしたので今回のニュースは大変に残念ですが、ルールはルールで投資者の大切な資産を守る為に法定遵守は大切なことですから仕方ないかなと思います。

投資先ファンドがどうなるかは誰にもわからないですから、我々投資者は複数ファンドに資産を分散したりとリスク管理は十分すぎるほど行った上で行うことが大切ですね。

トップページへ戻る

ABOUT ME
藤田 良
アメリカの大学卒業後、現地日系メーカーでマーケティングに従事。30歳で日本に帰国後、FXや投資信託などで投資を始め35歳でヘッジファンドに出会い、その魅力にはまる。現在はヘッジファンドBM CAPITALを中心に約2000万円を運用中。他管理サイト⇒・ヘッジファンド情報を語っているnote『ふじ』・投信信託について綴っているブログ『ふじのインデックス投信ブログ』《所属団体》両国投資研究会//▶藤田良のプロフィール詳細はこちら