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エクシア合同会社(EXIA)をBMキャピタルと比較!実績・口コミ・評判からおすすめ投資先はどっち?

ヘッジファンド投資家
藤田(ふじ)
ヘッジファンド投資家
藤田(ふじ)
こんにちは、ヘッジファンドBM CAPITAL完全ガイド管理人の藤田(ふじ)でございます。

日本のおすすめヘッジファンドを検索すると多くの情報がヒットするのが以下の二社の国内ヘッジファンド。

  • エクシア合同会社
  • BMキャピタル (BM CAPITAL)

エクシア合同会社、BMキャピタルともに筆者が実際に自分自身の資産の投資先として面談したヘッジファンドであり、後者には現在投資も行っています。

いずれも個人投資向けの国内ヘッジファンドとして知名度が高く、優秀なファンドであることは間違いなし!

そこで今回は、評判のエクシア合同会社とBMキャピタルへの投資を徹底比較!どちらがよりおすすめの投資先か中立的な目線で検証してみました。

投資先を検討している方の参考になれば幸いです。

※ 2022年追記

2022年下旬から状況が大きく変わって、エクシア合同会社はリスクが高すぎると言わざるを得ない状況になりました。

なのでヘッジファンドに大きい資金を投資する場合、個人的にはBMキャピタルを推しています。

エクシア合同会社については本記事を読んでもらうと同時に、最新情報もぜひ追ってみてください。

安定した投資先だけに興味のある方はぜひBMキャピタルをご検討くださいませ。

参考情報:BMキャピタルの詳細まとめ

BMキャピタル公式サイト
はこちら

本記事の結論
  1. 確実性の高いファンドへ投資を行いたい方は老舗のBMキャピタル
  2. リターンだけでなくリスクも許容できるならエクシア合同会社
  3. ファンドの向き不向きは人それぞれ!両ファンドにお試しで出資し、状況を見て最終決定するのも得策

会社概要

まずは両ヘッジファンドについてまだよく知らないという方のために、会社概要からご紹介します。

エクシア合同会社(EXIA LLC)

エクシア合同会社概要(引用:エクシア合同会社)
商号 エクシア合同会社
※2019年旧エクシアジャパン合同会社より社名変更
本社所在地 〒106-6215東京都港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー15階
代表 菊地翔
設立 2015年4月1日
事業概要
  1. 企業向け事業性融資事業
  2. 個人向け投資不動産用融資事業
  3. プライベート・エクイティ(PE)投資事業
  4. 外国為替証拠金取引等 CFD 取引での投資事業(自己資産運用)

エクシア合同会社は、出資者の多さとFX(外国為替取引)での運用を中心とした高い利回りで注目を集める設立7年目のヘッジファンドです。

主な事業内容はグループ会社や子会社を含めた様々な投融資先への貸付。エクシア合同会社の社員権に出資する形で投資家から集めた資金を投融資に回し、その利益の一部を配当として出資者に還元しています。

社長を務めるのは菊地翔氏。

FXトレーダーである菊地翔氏は代表兼運用者も務めており、エクシア合同会社の高い利回りに大きく貢献しています。

この辺りついてはエクシア合同会社の運用者の項目で詳しくご紹介します。

最近のエクシア合同会社の動向としては、出資者と出資金増加に伴い、仮想通貨事業や保険不動産事業など事業分野を拡大。

変動の激しいFXを中心としたリスク高めの運用を改めようとリスクヘッジに動いているようです。

BMキャピタル(BM CAPITAL)

BMキャピタル(BM CAPITAL)(引用:BMキャピタル合同会社)
商号 ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC)
本社所在地 東京都港区六本木7-18-1
代表 森山武利
設立 2013年
事業概要
  1. 金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引
  2. 各種事業への投資
  3. 有価証券の自己募集
  4. 経営コンサルティング業務
  5. 前各号に附帯する一切の業務

BMキャピタルは運用開始当初から年間平均利回り10%以上を保ち、現在に至るまで1度もマイナスの年を出さない堅実・安定的なパフォーマンスが評判の国内ヘッジファンドです。

エクシアと同様、BMキャピタルも合同会社形式を取っており、投資者は合同会社の社員権に出資する形で同社に出資します。

最低投資額は1000万からとヘッジファンドとしては比較的少額。

また無料での面談や投資初心者でも分かりやすい運用報告書など、投資初心者に目線を合わせた手厚いサービスも人気です。

BMキャピタルの代表を務めるのは、金融業界での顧客対応を30年近く経験したベテランの金融マンである森山武利氏。

実際に運用を仕切るファンドマネージャーは別に在籍しており、名前は非公表ですが、BMキャピタルの確実な実績を支えている優秀な人材です。

詳細は運用者の項目で紹介します。

BMキャピタルでは、日本バリュー株(割安株)への投資を中心に自社運用を行っており、国内外の投資事業者への融資で運用するエクシア合同会社とは事業の仕組みが異なります。

基本的に長期投資でリスクを抑えながら着実に利益を狙っていく方針のため、長期的に安定した運用を続けたい方向けのヘッジファンドです

>もっと詳しく知りたい人向け:BMキャピタル完全ガイド!口コミ・評判・利回りなど

では両ファンドの概要が掴めたところで、気になる運用方法や実績、投資条件などを比較して見て行きましょう。

エクシア合同会社(EXIA)とBMキャピタルを徹底比較!

会社によって運用方針や投資手法がガラリと変わるヘッジファンド。ここではエクシア合同会社とBMキャピタルを以下6つの項目で徹底比較してみました。

  1. 運用方法
  2. 運用者
  3. 運用成績
  4. 投資条件
  5. 手数料
  6. 解約方法

2社を多角的に比較し、自分にあった投資先かを見極めてみてください!

1. 運用方法

エクシア合同会社、BMキャピタルの運用方法を表にまとめると以下の通りです。

エクシア合同会社 BMキャピタル
各種事業への投融資 日本バリュー株

1社ずつ詳細を見ていきましょう。

エクシア合同会社(EXIA)の運用方法

既出の通り、エクシア合同会社は様々な事業に投融資を行い、そこから得られた収益の一部をエクシア合同会社が投資家に還元する仕組みです。

エクシア合同会社事業構造
投資家から集めたお金をどこにいくら投資しているのかポートフォリオは明らかにされていませんが、主にはシンガポール法人のEXIA PRIVATE LIMITEDで行っているFX(外国為替取引)での運用がメインだそうです。

FXは基本的にハイリスク・ハイリターンの投資先であることもあり、エクシア合同会社では出資者の増加に伴い、リスクヘッジの観点から運用資産を少しずつ不動産事業や仮想通貨等の別の事業に移す動きが見られます。

エクシア合同会社の融資先例:

  • エクシア・アセット・マネジメント株式会社(第二種金融商品取引業)
  • エクシア・デジタル・アセット株式会社(暗号資産交換業者)など

ちなみにエクシア・デジタル・アセット株式会社は仮想通貨取引所「c0ban取引所」を運営する株式会社LastRootsを回収し誕生した会社です。

最近のc0banの動向を見ると決して好調とは言えなそうですが、イベントとのタイアップや還元サービスを頻繁に行うなど、顧客獲得に積極的に動いているよう。

c0ban事業の拡大はエクシア合同会社への出資者の返答率にも影響しますので、エクシア合同会社に出資を考えている方は着目しておくと良いでしょう。

ヘッジファンドの特質上、エクシア合同会社は投資家から集めた資産を各投資先にどのような配分で分配し、そこでどう運用して利益を出しているのかなど、全ての情報を開示する義務はないですが、具体的な運用の状況を知ることが出来ないのは不安材料でもあります。

BMキャピタルの運用方法

一方のBMキャピタルは「自社運用」にこだわっており、以下の図のように販売・運用業者を挟まず一貫して同社が運用を行っています。

BM CAPITAL
間に中間業者を挟まないため無駄な中抜きコストが掛からないのは勿論ですが、どのような運用を行ったのかの取引内容も運用レポート等で事細かに把握できる点は投資者としては安心です

またBMキャピタルでは比較的安全性が高いと言われる日本のバリュー株(割安株)に投資をすることで、長期的な目線で確実な利益を積み重ねる運用をしています。

バリュー株とは、企業が保有している資産や業績などから割り出した本来の企業価値に対し、明らかに割安な株価がついている銘柄を購入、株価が正しい価格まで上昇した段階で売却し利益を得る方法。

中でもBMキャピタルは、企業を売り払った後に残る現金額(企業価値)以下で取引されている極めて割安な「ディープバリュー株」を厳選して投資。

ディープバリュー株投資では、万が一企業が解散・精算することになっても、発行株式価値以上の潤沢な資産が残るため、理論的にはほぼノーリスクで投資していることになります。

比較的安全性が高い割安株投資ですが、反対に利益の発生までに時間が掛かってしまうのが難点。基本的には長期的な目線でじっくり腰を据えて運用していく必要性があります。

ただBMキャピタルの場合はアクティビストのカードも持ち合わせており、投資先企業に向けて企業価値改善のための提言等を行うことで、効率的な株価上昇を後押ししています。

低リスク?BM CAPITALの投資手法と注意点まとめ BM CAPITAL(BMキャピタル)の投資手法とは? BM CAPITALは国内株式に投資を行う、国内ヘッジファンド...

両社の運用方法で見ると、リスクを取ってでも短期的に資産を増やしたい方はエクシア合同会社向き、安全性を重視しながら長期目線で増やしたい方はBMキャピタル向きと言えるでしょう。

 

2. ファンド運用者

続いてはファンド運用者を見ていきましょう。

エクシア合同会社 BMキャピタル
菊地翔 東大卒ファンドマネージャー

こちらも1社ずつ詳しく見ていきます。

エクシア合同会社(EXIA)の運用者

エクシア合同会社のファンドマネージャーは菊地 翔氏。

菊地氏は金融機関での勤務経験はなく、東京モード学園を卒業後にFXの個人トレーダーとして活動しながら、時に証券会社のプロップトレーディングの委託トレーダーとして仕事を受けていたよう。

その後、スタンダード&プアーズ、コメルツ、フィッチ等の外資系金融機関でキャリアを重ねた元ドレスナー・クラインオート証券会社のヴァイス・プレジデントと共にエクシアジャパン合同会社を組成しています。

エクシア合同会社の運用者菊地翔(引用:エクシア合同会社)

菊地翔氏は、本の執筆やSNSで豪華なライフスタイルや日々のトレーダーとしての生活を共有しており、そのカリスマ性から投資者の中には菊地氏のファンを名乗る方も多く、菊地氏が在籍している理由でエクシア合同会社へ投資を行う方も多数存在します。

独学で金融トレーダーとしての知識と経験を積み上げ、ヒストリカルデータを利用する多種多様なテクニカル分析、世界の経済情勢や経済指標、要人発言を要因とするファンダメンタルズ分析はもとより、月の満ち欠けや惑星配置、惑星同士が特定の角度を形成するタイミングとマーケットの相関を利用した金融占星術まで「金融市場の理」を探求。2011年から、国内外のヘッジファンドにおいて為替トレーダーを務め、僅か15営業日での利益率2,520%という驚異的なトラックレコードを記録する。
引用:BIZREACH エクシア合同会社

エクシア合同会社へ投資される方は、菊地氏の著書「孤高の箴言」やTwitter(@exiaceo)、Instagram(@exiaceo)などもフォローすることで、ご自身の投資スタンスと違いがないかチェックできると良いでしょう。

菊地翔孤高の箴言

(参照:アマゾン 孤高の箴言

また有名社員としては関戸直生氏の名前が挙げられます。関戸氏は外資系証券会社の営業を経てエクシアジャパンに参画。

エクシア合同会社関戸直生氏(引用:エクシア合同会社)

現在はシニア・ヴァイスプレジデントとして、実際にファンドの面談なども担当。

問い合わせ後に関戸氏と話をすることになる方も多いでしょう。

BMキャピタルの運用者

BMキャピタルの運用者は、東京大学卒業後に英国有名投資銀行バークレイズ(Barclays)証券で金融業界での経験を積んだ方で、BMキャピタルのファンドマネージャーの他に、未公開株ファンドのファンドマネージャーも兼任されています。

投資先企業の分析能力に非常に長けており、銘柄選びには時間と手間を十分にかけ、妥協は一切許さないストイックさで有名。

徹底的なリスク管理を行いながらも、毎年10%以上のリターンを出し続けていると言うから驚きですね。

BM CAPITALの運用を一任されたファンドマネージャーとしてここまで安定して成績を残している同氏ですが、なんとまだ30代前半。

今後のパフォーマンスに期待がかかる期待のホープです。

BMキャピタルの運用担当者は、ヘッジファンドの運用者らしく表舞台には積極的に出ていかない方針。

ファンドに関しては人を信じて託す意味合いも強いので、BMキャピタルとの面談時には運用者の性格や投資のモットーなどのネット上では見えない部分もしっかり確認したいですね。

3. 運用成績

続いては運用成績です。

エクシア合同会社 BMキャピタル
月利2~3% 平均年利10%~20%

エクシア合同会社はハイリターン、BMキャピタルはミドルリターンといったところでしょうか。

こちらも詳しく見ていきましょう。

エクシア合同会社(EXIA)の運用成績

エクシア合同会社の運用実績は、なんと月利で平均2-3%程

以下、エクシア合同会社の設立から6年間の運用利回りをまとめてみました。

2016年 年利:97.43% 平均月利:10.83%
2017年 年利:43.89% 平均月利:3.66%
2018年 年利:44.01% 平均月利:3.67%
2019年 年利:35.33% 平均月利:2.94%
2020年 年利:38.30% 平均月利:3.19%
2021年 年利:18.49% 平均月利:2.31%

運用初年度の2016年に関しては、リスクを取った運用も行っていたとのことで月利30%の月もありました。1000万円を預けて1ヶ月後に300万円も増えたら驚きです。

しかし出資額が500億円を超えた現在は、運用額のボリュームもあり過去のようなリスクを取った運用は厳しいのが現実。

実際エクシア合同会社もリスクヘッジに動いているようですし、最新の利回り動向を見ても、今後は月利30%のように際立った成績は期待しないほうが良さそうです。

また運用リスクを抑える動きはあるとはいえ、やはり投資先が変動の激しいFXや仮想通貨であることは慎重に考える必要があるでしょう。

※ちなみに運用成績に関しては毎月15日~20日頃に登録したメールアドレスにメールが届きます。

BMキャピタルの運用成績

BMキャピタルの運用実績は、以下の3点が公式HPで公開されています。

  1. 過去に運用成績がマイナスになった年0回
  2. 平均年間利回り10%以上(10%~20%)
  3. 直近4年間で資産価値2倍以上

年間平均利回りが10%をしっかり超えている点はヘッジファンドならでは。

エクシア合同会社の利回りと比較すると、年利回り10%~20%という数字は一見地味に思えるかもしれませんが、BMキャピタルは2013年の設立から9年間の間、2015年のチャイナショックや2018年の株価大暴落でも利益を出し続けてきました。

また多くのファンドがマイナスリターンを出した2020年春のコロナショックですらプラスで乗り切った耐性の強さは称賛すべきポイントでしょう。

BMキャピタルは大株主として投資先企業へ企業価値向上のための提言を行ったり、コロナショック時には安全資産(現金やゴールド)の保有比率を高めるなど、二重三重で徹底的に投資リスクを抑制。

またヘッジファンドならではの運用手法の柔軟さを活かし、株を借り高値で売り出して安値で買い戻すショート運用などを駆使して、下落局面でも利益獲得のために積極的に動いたそうです。

【BM CAPITALの投資事例1】日経平均-21.5%のコロナショックでもプラス圏で推移 コロナショックがファンドに与えた影響 リーマンショック以上の経済ダメージと言われている、2020年初頭のコロナショック...

高額資産の運用ではリターンを狙うももちろんですが、減らさない(マイナスを出さない)ことに重きを置きたい方も多いはず。

『資産を守る』という運用方針のもとリスク管理を徹底し、過去マイナスで決算を迎えた年がゼロ回のBMキャピタルは、安全重視の運用を目指す方にとっては理想の運用先かもしれませんね。

BMキャピタルでは、運用手法の流出防止の観点から過去の運用実績をネット上では公開していませんが、問い合わせすれば面談時に過去の成績を資料で確認することも可能。

また出資後は四半期毎に送られる運用報告書で、運用パフォーマンスや相場感などの情報を知ることが出来ます。

>参考情報:BMキャピタルの運用実績・資料請求の詳細

さて、運用成績については両社共ヘッジファンドらしい高利回りを出していることが分かりました。

運用方法の違いやそれぞれのメリット・デメリットにはもちろん注意したいですが、やはりプロに任せるだけのことはありそうです。

 

4. 投資条件

次に投資条件を見てみましょう。

エクシア合同会社 BMキャピタル
100万円〜 1,000万円〜
(少額投資も相談可)

BMキャピタルは1000万円と比較的大きい金額から。

エクシア合同会社は100万円と割と手軽な金額から始められることが特徴といえるでしょうか。

こちらも詳細を見ていきましょう。

エクシア合同会社の投資条件

エクシア合同会社の場合は1口100万円。100万円の次は200万円と、100万円単位での投資が可能です。

ヘッジファンドとしては珍しい少額な最低投資額で、投資のハードルはかなり低いと言えます。

またエクシア合同会社は都心へ看板広告を出すなどブランディングに力を入れており、投資家集めを積極的に行っていますし、1人の投資家からまとまった金額を集める必要がないのでしょう。

BMキャピタルの投資条件

BMキャピタルの最低出資額は1000万円から。

エクシア合同会社の破格の設定と比べると敷居は高く感じますが、大型ファンドなどの場合は5000万円ほどからの出資の場合も多い中、ヘッジファンドにしてはやはり少額な印象です。

場合によってはさらに少額での投資も相談に乗ってくれるようなので、少額投資を希望の方はお問合せ時にファンドの担当者に相談してみると良いでしょう

問い合わせはこちらから

5. 手数料

投資条件を把握したところで、運用の手数料も確認しておきましょう。

エクシア合同会社 BMキャピタル
無料 成功報酬:運用益の50%
申込手数料:出資額の5%
管理報酬:年間5%

こちらも1社ずつ詳しく見ていきます。

エクシア合同会社(EXIA)の手数料

エクシア合同会社は、表向きには出資家から手数料を徴収していません。

なぜならエクシア合同会社はそもそも「運用で得た利益の一部」を出資者に配当として毎月配布しているので、手数料の概念が存在しないのです。

出資者は手数料の事を考えなくてよいため、利益の計算はしやすいのは便利ですが、とはいえ当然ながらファンド側も運営するにあたり人件費や経営コストが発生しています。

収入源が全くないと到底運用は継続できないので、何かしら内部的な仕組みがあると考えるのが妥当でしょう。

現在は公表はされていませんが、エクシア合同会社では出た利益の50%を手数料として天引きし、残りの半分を出資者の配当として出しているようです。

つまり投資者の手元に配当が渡るまでに、ファンド側にしっかり利益が残るよう動線が組まれているのですね。

BMキャピタルの手数料

BMキャピタルの手数料には成功報酬、申込手数料、管理報酬の3種類がかかります。

成功報酬:運用益の50%
申込手数料:出資額の5%
管理報酬:年間5%

成功報酬は運用で出た利益に対し発生するものなので、マイナスが出た場合は不要。

運用でプラスの利益が出た場合のみパフォーマンスの50%が徴収されます。

申込手数料と管理報酬は5%前後発生しますが、手数料の割合は個々の出資額に応じて変化するので個別での相談で必ず確認してください。

SNS等でBMキャピタルに預けたがマイナスだったというような投稿を見たことがありますが、恐らくそれはこの方は短期間で解約してしまったためでしょう。

BMキャピタルへの投資は長期運用が前提で利益を膨らませていく仕組みですから、1年未満のような短期で解約すれば当然申込手数料などで損をしてしまう可能性もあります。

なので投資前にしっかり想定しておくべきでしょう。

さて、手数料については真逆のように思える両ファンド。

投資者にとって手数料はないに越したことはありませんが、どのような会社であれどこかで利益を確保していなければビジネスが成り立ちません。

予め手数料を差し引いたうえで配当を返戻するエクシア合同会社。運用利益を全てオープンにしたうえで、手数料として徴収しているBMキャピタル。

形は違えど諸費用はどちらの会社でもかかってしまうものと理解しなければいけませんね。

6. 解約方法

最後に、解約方法について確認しましょう。

エクシア合同会社 BMキャピタル
月内に解約申請 3ヶ月毎に解約可能

こちらも1社ずつ見ていきます。

エクシア合同会社(EXIA)の解約

エクシア合同会社の解約・出金は基本的に自由で、月内に担当者に申請をすれば翌々月に償還されます。

しかしエクシア合同会社では毎月解約上限が決められており、上限に達してしまうと次の解約可能時期は3ヶ月後となります。

投資者の多くが1つの情報で一気に動くため、そういった場合は注意が必要です。

※出金にかかる税金
エクシア合同会社への投資で利益が発生した場合、出資金を超える利益に対しては20.42%の所得税が源泉徴収された上で、総合課税となります。

BMキャピタルの解約方法

BMキャピタルは四半期末の運用資産状況を踏まえ、翌四半期の運用方針を立てるために四半期ごとの解約を採用しています。

解約の際は決められた時期までに担当者に解約の旨を連絡すれば、各四半期決算時に払戻しされます。

四半期ごとに運用レポートが送られてくるので、その内容を確認して今後の運用継続を検討するのもありですし、運用状況をみて疑問点があれば随時電話やメールで説明を受けることが出来ます。

※出金にかかる税金
BMキャピタルへの投資により利益が発生した場合、出資金を超える利益に対しては総合課税(=投資で得た利益と給与所得などのその他の所得を合算させた総額で税率が決まる)が掛かります。

エクシア合同会社(EXIA)とBMキャピタルの口コミ・評判

続いてエクシア合同会社(EXIA)とBMキャピタルの口コミ・評判を確認していきます。

エクシア合同会社(exia)の口コミ・評判

エクシア合同会社のネット上での口コミでは、利回りに一喜一憂する声が多かったです。やはりヘッジファンド投資では利回りに重きを置く人が多いようですね。

中には高すぎる利回りから『怪しい』『やばい』など詐欺やポンジスキームを疑う声もちらほら。

ちなみにエクシア合同会社は貸金業者として金融庁から認可を受けて居ますが、金融商品取引業社としての登録はしていません。

それでも金融庁から認可を受けたエクシア・デジタル・アセット株式会社を傘下においているので、親会社のエクシア合同会社も間接的には金融庁の監視下にあると言えます。

詐欺の可能性を完全に否定することはできませんが、ある程度の安心材料にはなりますよね。

この辺りの判断はネット上の情報を左右されるのではなく、必ずご自身で根拠を持って行うようにしましょう。

特にヘッジファンド選定は多額の資金を預ける会社選びですので、投資前には必ず担当者と面談を行い、会社を見極めることをおすすめします。

ところで、今回エクシア合同会社に関する情報を探していると、以下のようなツイートも見つかりました。

以前はエクシアへ投資している方が運営するブログからも情報を得られたのですが、2021年9月初旬にエクシア関連のブログ記事が一気に消えるという謎の現象が起きているようです。

筆者自身も実際に投資はしませんでしたが、エクシア関連ブログを運営している運用者さんとツイッターで繋がり面談をしました。

しかしその方のブログも消えていました。原因は不明ですが、今後同社に関する内容のネット上での情報収集は難しくなりそうです。

BMキャピタルの口コミ・評判

BMキャピタルの場合、私募ファンド特有の情報の少なさからもファンドに対しての興味や悩みの声が多いようですね。特に出資条件が1000万円〜と敷居が高いことが出資の懸念点になっているようです。

反面、長期的に安定した利回りを出す運用方針には賛同する声も多く見受けられました。やはり高額運用前提のヘッジファンド投資ではBMキャピタルの『守りの姿勢』は支持されるようですね。

そしてBMキャピタルでもエクシア合同会社同様、詐欺やポンジスキームを疑う声が見受けられました。

ネットの口コミや評判は参考にはなりますが、いずれのファンドに投資するにせよ肝に銘じておくべきは投資は自己責任だということ。

どこかのブログで良い・悪いと言っていたから‥など周りの意見に流されることなくではなく、直接面談を受けたうえでご自身がしっかり納得できたファンドへ投資すべきですね

エクシア合同会社/BMキャピタルへの投資方法

さて、エクシア合同会社、BMキャピタル双方に詳しくなったところで、具体的な投資方法・投資の始め方についても見ていきましょう。

エクシア合同会社(EXIA)の投資方法

エクシア合同会社のHPには問い合わせ先情報の掲載はなく、投資するには基本的には既存のエクシア出資者から紹介で担当者に繋いでもらう必要があるようです

ファンドの担当者と面談後に希望者は出資契約を行う形となります。

藤田(ふじ)メモ

筆者の場合、今は消されてしまったエクシア投資ブログを運用されていた管理人の方の紹介を受け遠隔(Skype)での面談を行いました。

直接ファンドと繋がれる方法があると嬉しいのですが、見ず知らずの投資者の方を通じて紹介を受けるのはちょっと不安ですよね。

ちなみにエクシア合同会社の担当者の方が多忙のようで、きっかり1時間で必死にメモを取りながら面談(ご覧の通りほぼなぐり書きに‥)。

エクシア合同会社面談

担当者の方は、色黒で爽やかな方でした。

エクシア合同会社ではコロナ前までは無料で参加できる投資者パーティーが開催されていましたが、現在はコロナ禍ということで開催されていません。

エクシア側でのイベント開催のニュースが公開された際は積極的に参加し、生の情報を収集したいですね。

 

BMキャピタルへの投資方法

BMキャピタル投資の始め方はシンプル。投資するには公式HPから直接お問合せをし担当者の方との面談日程を決めます。

対面での面談後、希望者は契約締結・入金を行い運用開始となります。

藤田(ふじ)メモ

同社との面談は、基本的にホテルのラウンジなど開かれた空間で行われます。筆者は、東京ステーションホテル内のラウンジにて面談しました。個人的に落ち着いた雰囲気でおすすめです。

現在コロナの影響で、対面ではなくオンラインでの面談も可能だそうで、普段対談での面談が難しい海外在住者の方からの相談も増えているようです。

BMキャピタルは面談・資料請求は無料で行えるため、興味のある方や情報収集をしている方は、まずは気軽に面談してみるのもおすすめですよ。

面談・資料請求は
こちらから

エクシア合同会社・BMキャピタルおすすめ投資先はどっち?

ここまでの内容を踏まえ、エクシア合同会社(EXIA LLC)とBMキャピタルではどちらがおすすめなのでしょうか。

エクシア合同会社は会社規模の急激な拡大により、有名FXトレーダーである運用者の手腕が反映されづらくなってきた点が残念。

また表向きには手数料がないものの、仮想通貨や不動産・保険事業などへの急激な事業拡大に加え、関西コレクションやミュージックサーカスと言ったフェスティバルへの参加・協賛も目立ち、投資者数や広告費、運用コストの増加も懸念されます。

投資に関しては運用額が多ければ多いほどよいというわけではなく、運用者の数に対しさばききれる規模には限界があります。

急激な成長と事業拡大でひずみが生じ、突然がくっと転ばないか慎重に見守る必要がありそうです。

しかし、予想の難しいFXでの運用でありながらこれまで安定的に実績を出してきているので、面談を通じて可能性を感じられるのであればエクシア合同会社を信じてみるのも良いでしょう。

一方、エクシア合同会社と比べて主張は控えめではありますが、安全性の高いバリュー株投資をベースとした堅実な運用で組成から9年間マイナスを出さず年間10%~20%の利回りを出してきたBMキャピタル

エクシアとは異なり少数の投資者を相手にしている点、ファンド運用1本で経営を行っている点で、ファンドの運用者に限りなく近い距離できめ細やかな運用、サポートを受けることができるでしょう。

高額資金の運用で失敗しないためには、増やすことだけに重点を置くのでなく今ある資産を減らさないよう守ることも大切です。

投資ファンドを選ぶ際には、リターンだけでなくファンドの安定性や透明性、確実性もしっかり吟味したいところ。

以上を勘案すると、

  • ブレのない投資指針とリスクを抑えた運用で確実性の高い投資を行い方は、やはり手堅くBMキャピタル
  • リスクを取れる余裕資金がある方は小口からEXIAへ投入し様子を見る

上記が良いと思います。

ご自身の投資ニーズや希望投資額に合わせて賢く選択し、大切な資産を着実に増やしていけると良いですね。

 

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ABOUT ME
藤田 良
アメリカの大学卒業後、現地日系メーカーでマーケティングに従事。30歳で日本に帰国後、FXや投資信託などで投資を始め35歳でヘッジファンドに出会い、その魅力にはまる。現在はヘッジファンドBM CAPITALを中心に約2000万円を運用中。他管理サイト⇒・ヘッジファンド情報を語っているnote『ふじ』・投信信託について綴っているブログ『ふじのインデックス投信ブログ』《所属団体》両国投資研究会//▶藤田良のプロフィール詳細はこちら